ミッションステートメント

「生物は受験に不利である」という風説を打ち崩す

「受験に不利だから生物を取らない」高校生を減らす

人々が生物学における正しい基礎知識を身につけることでより良い人生を送る手助けをする

理系の高校生が理科の選択を行う際に、「化学・物理・生物・地学」から2つを選択することになります。

その際、「地学」はあまり開講されておらず、「化学」を基本的に全員取るカリキュラムが多いため
実際的には「物理か、生物か」の選択となります。

そしてネットや、もしかしたら学校の先生が

生物は受験に不利だから、
物理にした方がいいよ

と言われたことがあるかもしれません。

この「生物不利・物理有利」論の根拠はおそらく、「生物は暗記が多く、物理は少ない」ことに立脚しているのかなと思います。


生物は本当に不利なのか?

たしかに「暗記が多い」は事実であろうと思います。
その観点からのみで言うと「物理は暗記が少ない」ので有利です。

しかしながら、物理という科目には「理解」が非常に重要であり、
「暗記が少ない」というのは「覚えてもダメ」の裏返しでもあります。

この部分を認識せずに安易に物理を選択することで、苦しむ高校生をたくさん見てきました。
なお私は物理も好きなので、ここでは物理を卑下する意図はありません。
大切なのはその「科目特性」を理解して、選択を行うことなのです。

物理は数学を基にしているため、数学が得意な人とは親和性があるかと思います。
生物は数式での記述を用いず、文章の読み取りと文章での表現がメインになるため、
現代文が得意な人とは親和性がある
かと思います。

ここに、有利も不利もありません。
どちらがあなたにとって合っているか、という話でしかありません。

そのうえで恐らく生物を取る際に足かせとなる、「生物は暗記が多い」について話したいと思います。

生物における「暗記」

元も子もない言い方ですが、全ての教科・科目は意識的にせよ無意識的にせよ「暗記」です。

知らなかったことを「知識・技術」として覚えて使えなければならないためです。

そのうえで「生物は暗記が多い」という言葉における「暗記」の意味とは、
おそらく「丸暗記」のことを指しているように思います。

しかし

生物は丸暗記では対応できません

まず単純に、丸暗記できるような用語の量でありません。

そして、大学入試は「一問一答」のように用語を答えさせる問題はメインではありません。

つまり必要なのは

理解して覚える

ということなのです。

理解して覚えることで、
「各単語、各単元に繋がりを見出すことができ、結果として暗記量が減る」
「そもそも入試では反応の過程や理由など理解しなければならない部分が問われる」
と、一石二鳥です。

また、理解して覚えることで、試験の成績は安定します。
生物は結局、「正しく覚えていれば良い」という科目だからなのです。
そこに複雑な計算等はありません。

そして

理解して覚えるために
ココミロを作りました

丸暗記を、考えうる限りの上限で、排除します。
何故そうなるのかという理解を前提に、ストーリーとして流れを重視した説明を行います。


私は大学受験界における、「生物不利論」に一石を投じ、ひっくり返したいと思っています。
そうすることで、「生物を選択する高校生」が増えると思っています。
すると「生物学を知っている大人」が増え、疑似科学に騙されず、自分の身体のことを知り、世の中をよりよくしていくことができると本気で思っています。


まずは本サイトで生物不利論をひっくり返します。
検索等で来てくださった高校生は、授業をメインに私の説明も見てみてください。
新たな発見があるかもしれません。

塾や家庭教師のバイトをしている大学生の方や、教育の現場で働いている社会人の方は、
私の説明の仕方を1つの例としてみていただければと思います。
拙いものばかりはありますが、もし参考にしていただける場所があれば、
私に許可なく真似して構いません。
ともに、「生物不利論」をひっくり返す同士でありたいと思っています。

最後に、

生物は受験に不利ではない
ただし、丸暗記ではない正しい理解をしている場合において。

と強く宣言したいと思います。
楽しいですよ。生物って。
だから楽しく学びましょう。一緒に。

一応ツイッターもあります。フォロー等お気軽にどうぞ。
@kokomiroseibutu